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勿来関図 縁頭 銘 夏雄
勿来関図 縁頭 銘 夏雄
説明
金地 高彫 魚子地
平安時代の武将、源義家(1039~1106)は奥州の兵乱を平定するため下向の途上、奥州の入口、勿来関(福島県いわき市)にさしかかった。
その時風に散り行く桜を眺めて、「吹く風をなこそのせきと思へども 道もせに散る山桜かな」と歌を詠んだ。
義家は、風雅を愛し和歌の道にも秀でており、武士の鏡とされた人物である。
頭には大鎧に身を固めて騎乗する義家の勇姿を、緑には勿来関の木戸と桜を表す。
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