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所蔵品の紹介
生活の文化
蒔絵貝桶
作品名
蒔絵貝桶
時代
江戸
作者
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データ
良家の婦女の遊びである「貝合わせ」に用いる貝と、それを収める桶。貝桶は、江戸時代における大名の婚礼調度品の中でも、もっとも重要な道具とされていた。
コメント
「貝合わせ」は鎌倉時代に始まったとされている良家の婦女の遊びでした。主にハマグリが使用され、内側には和歌・絵が描かれていて、「地貝」と「出貝」に分け、お互いに、それら同じ貝を合わせた数を競うというものです。ハマグリに代表される二枚貝は、同じ個体でなければ決して合わせることができないため、婦女の貞節の象徴とされたのです。